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学校懇談会 第6回 県立広島中高
 2008年度第6回目の学校懇談会はいよいよ“注目の”公立中高一貫校の登場となった。180名の定員を上回る参加希望者! やはり、県広(ケンヒロ)は関心の的となっていることは間違いない。

 今日の講師は中学教頭の米谷剛(よねたにたかし)先生と中3学年主任の藤田佳典(ふじたよしのり)先生。結論から言えば、お二人とも公立の先生とは思えないほど(失礼)お話が明快で巧みで、訴求力十分! 公立の先生だからリップサービスもなく下手な話をだらだらと聞かされるなどという誤ったイメージはもう払拭されていい。

 広島駅からJRで40分強かかる高屋駅そばにある県広。今日ご参加いただいた保護者様の中で校内に入ったことのある方はほんのわずかではないだろうか。そんな実情を察してか、放送部制作のビデオまで用意してくださった(約14分ほど)。
 学校の一日を登校から授業や部活を通して紹介し、寄宿舎や行事までひととおりのことがわかるもので、まったく県広を知らない方でも基礎知識を十分得ることはできただろう。

 その後はボクのインタビューに米谷教頭や藤田先生がこたえるという形で進めていった。
 まずは「公立中高一貫校」は私立の一貫校とどう違うのかという基本的な部分から攻めてみた。「学費が安い」「私立ほどカリキュラムは自由ではない」「公立中高一貫校と言っても設立母体のレベルなどで千差万別」というように長所も短所も驚くほど明快にお話しくださった。県立千葉、両国、小石川、岡山操山といったいわゆる名門校が設立母体となった学校は自治体もかなり力を入れているが、県立広島は設立母体となる学校がない。「広島県のリーディングスクール」として県教委が切り札として新設しただけあって、先生方も誇りを持って教育を行っておられるという印象を受けた。

 『県広ならでは』という特徴をキーワードを拾いながら確認していったのだけど、私学並み、いや私学以上のさまざまな工夫が数多くなされているのに改めて驚いた。
 ネイティブがたった一人で授業を進める「英語教育推進重点校」、日本語や英語で論理的に物事を考え、表現する「ことば科の設置」、「海外」で行う修学旅行、語学研修、文化研修、そして何よりも寮としてだけでなく短期の宿泊学習としても年間に何度も利用する「寄宿舎の存在」、振り返りの5分を加えた「55分授業」、中学校での数学や英語の「少人数指導(2クラスを3つに分級)」、高校からの「習熟度別授業」、土曜日や長期休暇に行われる「特別講座(補習とは色彩が違うとのこと)」、等々、とにかく独自の行事を含めて『県広ならでは』がたくさんありすぎて、行事予定表が真っ黒に埋まっているからすごい(休日を示す網がけの日にもあれこれ書いてあるし)!

 その上で、さらに質を高めようと、生徒に対するCS調査(アンケート調査)で、個々の先生の授業満足度を調べて先生一人ひとりにフィードバックしていると言う。
 その結果、文科省の「全国学力・学習状況調査」では、全国平均だけでなく私立や国立と比べても高い結果を出している。特に記述式問題の平均正答率では「圧倒的」であり、あれは大学入試を考えたときには大きな武器になることは間違いないだろう。
 当然、大学入試も1期生の2007年度と2期生の2008年度の結果を見ても順調すぎるほど。2008年は東大や京大などの難関国立大については公立ではあっという間にトップに並んだ
 でも今の高3までは高校から入学した生徒たち。中学から入学した本当の意味での一貫生は現高2で2010年度入試で真価が問われることになる。そこで意地悪な質問。「高2の結果で真価が問われますね」「手応えはあります。東大と京大等超難関大で20名は!」というお言葉。「期待して良いですね?」「はい!」 う~ん、すごい。

 あとは、気になる入学者の選抜方法の詳細についてのご質問。
 計算力・思考力・読解力・分析力などを多角的に問う学科試験的色彩の濃い「適性検査1」と条件に応じて書く小論文にあたる「適性検査2」、8人ひと組で25分程度行う「面接」、「調査書」、「志望理由書」の総合判定で合否を判断するということになっている。
 そこで「適性検査」はどういう基準で採点しているか、「面接」はどういう内容か、といったことにかなり踏み込んでご説明いただいたので驚くやらうれしいやら。今日参加された皆様には大きなお土産となっただろう。

 あっという間に90分。県広を自分の目と耳で感じることのできる公開行事
のご案内をいただいてお開きとなった。大変充実した会で時間の長さを感じなかったという声を何人かの方からいただいたが、今日のお話は県広の受験を考えておられる方にとっては欠くことのできない情報収集の場、そして「受かってやるぞ!」という熱意を燃やすきっかけとなったことは間違いない。

 会の終了後、米谷教頭ともう少しお話しした。先生はまだまだたくさんの引き出しを持っておられるように感じた。もっともっとお話を聴いてみたいと思ったのは参加された多くのお母様やお父様だけでなく、ボク自身も例外ではない。米谷先生、またよろしくお願いします。
by ku-log | 2008-06-19 17:12 | じゅくちょ~のつれづれ
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